バルタン星人になる日

末期ガン余命6ヶ月『終活日録』

新居

ついに購入!

「厨子」
「位牌」
「五具足+りん」

わたしは自分の位牌を買って、
名前を入れる書体を指定した。

水晶の小さな位牌。
工芸作家の作品の家の中に。

まわりには七人の小人ならぬ、
6個の調度品に囲まれて。

小さな手元供養は、
大きな出費になったけれど、
わたしのその後に必要だと思った。

カラダは大学へ行く。
魂は水晶に眠る。

透明な水晶は、
透明な心で皆を見れるだろう。