バルタン星人になる日

末期ガン余命6ヶ月『終活日録』

弁当

招待状が私に届いた。

大学の解剖室からだ。

年賀状に続き驚いた。

・・・

 

献体のご登録をいただいている皆様を(対象にした)

本学にお招きする催し「しらぎくの集いのご案内」

(内容は)本学教授による公演と学生を交えた昼食会。

 

・・・

介添人も1人まで認められている。

私は不参加で返信してしまったが、、

 

そこに呼ばれるのは献体登録者で

基本60歳超えの方達となる訳で、、

 

まさか死後に一緒に並べられたり

するかも知れない方と生前に顔を

会わせる事があるなんて事を少し

怖い気持ちで受け取ってしまった。。

 

正直どんな会なのか想像も付かず

私は1人の人のブログを見つけた。

読ませて頂いて素直に思った事は、、

 

献体をする事に誇りを持っていい。

 

私の体から次なる論文が生まれる。

その方は医学の発展に貢献する事

私の務めを華々しく飾ってくれた。

 

・・・

私は自宅介護になったから遠出も

無くなり献体はほぼ確定となった。

 

私の献体目的は生前出来なかった

ボランティアをしたいと言う事と

家族にひと息付いて貰いたかった。

 

すぐに火葬や葬式の準備なんて事

そうならないようにゆっくり私が

大学から戻されるまで慌てないで。

 

・・・

そこで私が抱える問題があり悩む。

友人達とお別れする儀式が無くて。

実際のお葬式は2年後に地元だと。

 

・・・

友人は足繁く通ってくれてるのに

私は無言でそ~っと逝ってもいい?(汗)

 

東京湾の散骨ツアーとかお願いを

したいけどそれすら2年後の話し。

 

私の事長引かせたくない気がする。

自然消滅じゃ引き際悪過ぎるかな?