バルタン星人になる日

末期ガン余命6ヶ月『終活日録』

家計

わたしの辞書に「計画性」という文字はなかった。

ここにきてわたしは、
自分の最期をただ計画的に進めようとしていた。

残金で生活できる分。
もちろん両親は面倒をみてくれると言ってくれた。
でもわたしは自立した女性ですから、笑
両親に頼るとしても死亡保険金分まで、かな。


友人と会った。
彼女は一緒に年をとりたいと言ってくれる。
長生きして欲しいと。

皆に同じことを言われる。
なにか方法を模索しなきゃと考えるけど、
それでも治療はする気になれなくて。

でも、簡単には死なないよ!
わたしは単純だから、
笑顔でいればそれが、延命療法。

まだまだ死ぬ気はしないぞ。