バルタン星人になる日

末期ガン余命6ヶ月『終活日録』

始末

体が動かなくなったら頭が動き出す。(笑)

 

この先の自分の段取りをしなくては。

 

母親は倒れるまで看病してくれると、、

ただそれを見極めるのはあくまで私。

 

在宅を希望しても準備は必要な訳で

私は自ら次の段階へ進む相談をする。

 

 

「自分の身は自分で始末する感覚」

瞬間

もう人間らしい生活はできません。

 

笑う事なんて出来る訳ありません。

 

 

私はダメになるだけだけど

母親を付き合わせては駄目

 

発作を起こすのが怖くて動けない。

寝ながら息してるだけの人生なら

誰だってイラナイと思うでしょう、、

 

・・・

夢から目覚めた時

病気じゃない自分から目覚めた時

 

一瞬で現実に引き戻されるあの時

どれだけ私がショックを受けるか・・・

気力

今日は何も頑張れない日・・・

 

そんな日にしてしまった。

 

 

明日こそは頑張りたいと

思うが誓えない自信ない。

 

・・・

みぞおちに腐った臓器が

突っ込み機能停止される、、

全て奪われ私は動けない。

身内

呼吸困難になる発作が昨夜

家に来ていた妹の前で起き

どれだけ驚かせてしまった?

 

・・・

希望は全て「家族」にだけ。

私の死に顔を見ていいのも、、

 

・・・

今日は友人達をキャンセル

見せられない部分が増えた。

 

まだ起きられてないと言う

事実も私と共に転がってる。(笑)

 

この先具合の良い日なんて

巡って来ないだろうと思う。

 

テディベアを抱きかかえて

寝たきりの生活が始まった。

 

・・・

いよいよです。

いよいよでいいんです。

母が倒れてしまう前に。