バルタン星人になる日

末期ガン余命6ヶ月『終活日録』

体力

自分で自覚しながら

肺が弱っていくのを

感じるのは恐ろしい。

 

・・・

咳がお腹に響くようになった。

息を整えるのに時間が掛かる。

 

・・・

今会ってくれる友人には感謝。

私は傍から見ても不便な病人。

 

・・・

何かで気を紛らわせていたい。

私はもうあまり元気が出ない。

特効薬が無くなってしまった。

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・・・

「後は死ぬだけ」酷い仕打ち。

私はそれに抵抗出来ないまま、、、

場所

いつまで外に出かけられるだろう。

 

・・・

最後になるとしたら何処へ行こう?

 

それは彼氏と行った所ではなくて

昔子供と行った場所を選ぶだろう。

 

・・・

・・・

冬のパジャマじゃ暑くなってきて

でも半袖までは買わなくていい筈。

待機

[訪問診療]

 薬調整

 

・・・

「今のね時間を大切に」

担当医師がボソッと言う。

 

連日疼痛に襲われ始めた。

毎回痛み止めで対処する

もしくはベースの数値を

上げた場合は眠気が心配。

 

・・・

疼痛は薬で痛みが消せる

そう思っていたが違った。

痛みには付き合うようだ。

 

今後日中どれだけ動ける?

 

あと僅かなんだろうなと

このまま悪くなるだけだ。

勝負

残り時間を意識してるから?

 

睡魔に打ち勝っていたくて。

出来る限り起きていたくて。

 

今日はお腹に締め付け感が。

いつもより息が小さくなる。

 

・・・

気がつくと寝てしまってて

でもやりたい事があるから。